「弁護士大橋卓生」カテゴリーアーカイブ

eSportsと肖像とタトゥー(前編)

Take-Two Interactive Software(”Take-Two”) といえば、その傘下にRockstar Gamesや2K Gamesなどを有するゲームパブリッシャーです。

Rockstar Gamesといえば、Grand Theft AutoシリーズやRed Dead Redemptionシリーズなど犯罪ゲームで大ヒット作を出しています。GTAVもRDR2もまだクリアできていません。

2K Gamesは、NBA2KシリーズやWWE2kシリーズなどスポーツゲームで大ヒット作を出しています。

NBA2kに関しては、Take-TwoとNBAがジョイントベンチャーとしてeSportsリーグを起ち上げ、NBA所属チームがeSportsチーム組 続きを読む eSportsと肖像とタトゥー(前編)

Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

映画”A Star Is Born”は、1937年に公開されました。その後、1954年、1976年、2018年にリメイクされています。

1937年・1954年はハリウッドを舞台にし、邦題「スタア誕生」として公開されました。
1976年のリメイクは、映画業界から音楽業界(ロック)に舞台を移し、バーバラ・ストライサンドが主演し、邦題「スター誕生」として公開されました。

2018年のリメイクは、音楽業界ですがカントリー界を舞台に、レ 続きを読む Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

サンプリング問題 欧米か!

サンプリングは、ヒップホップとかダンスミュージックなどで使われる音楽の製作技法の一つです。簡単にいえば、既存の楽曲の音源の一部を、自身の楽曲に取り入れる、というもの。

「よくわかる音楽著作権ビジネス」の著者でおなじみの安藤和宏さんの論文(”安藤論文”)に米国でのサンプリング訴訟判例の解説やこれらを基に日本法下でサンプリングの法的考察がまとめられています。とても勉強になります。

2019年7月末に、欧州連合裁判所でもサンプリングに関する興味 続きを読む サンプリング問題 欧米か!

マックどーなる

欧州連合知的財産庁(EUIPO)は、2019年1月に”BIG MAC”、2019年7月”Mc”の商標登録を不使用のため取消すというビックリする判断を出しました。

“BIG MAC”は約21年、”Mc”は約7年、EUIPOで商標登録を維持してきました。

不使用取消を求めたのは、アイルランドのファストフード・バーガーチェーンの”Supermac’s“。経営者は、Pat McDonargh(パット・マクドナー)氏。

きっかけ

話は2016年に遡ります。Supermac’sの欧州展開を目論んだマクド 続きを読む マックどーなる

Graffiti – 落書き著作権-

先日、金沢工業大学虎ノ門大学院・コンテンツ&テクノロジー融合研究所主催で「フェイク・アート(贋作、模写)は美術品か?その真の価値とは?」をテーマに開催し、「フェイクアートの法的問題」についてお話をさせていただきました。

その際、テーマが違うのでお話はしませんでしたが、ストリートアート、いわゆるGraftti(落書き)の法的問題を整理しました。

落書きは、街中の建物の壁などに、通常、無許可で描かれる点で法的な問題が生じます。端的に言えば、犯罪行為に該当しえます。 続きを読む Graffiti – 落書き著作権-

eSportsとドーピング

2017年に、ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNが、リーグ・オブ・レジェンドのプロリーグに参加してる欧州と北米のトッププロ選手33人を対象にプロ生活に関するアンケート調査を実施しました。

基本的にゲーミングハウスで他の選手と共同生活をすることになるようです。チームのパフォーマンスを上げるのに最高の環境という反面、プライベートな時間がないようです。

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eSportsとプロ選手契約

いつくかeSportsのプロ選手契約書(英文)を検討する機会があったので、覚書的に留意点をまとめてみました。適宜アップデートすると思いますので、話半分でみてください(^^ゞ

1 対象となるゲームの特定

eSportsの対象となるゲーム毎に、ゲームメーカーやプロリーグが定めるルールが異なりますので、どのゲームのプロとして契約するのかを明記する必要があります。

2 契約期間

1〜2年が多いようです。

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フィリー・ファナティック、FA宣言して流出か?

MLBフィラデルフィア・フィリーズのマスコットキャラクター”フィリー・ファナティック”(下記写真参照)が、FAを盾に球団と契約の再交渉を巡って紛争が生じています。


(球団訴状より引用)

ヤクルトのつば九郎が似たようなことをやっていますが、ファナ 続きを読む フィリー・ファナティック、FA宣言して流出か?

Katy Perryと著作権侵害

2019年7月29日、Katy Perryの2013年のヒット曲”Dark Horse”が、2008年にリリースされたクリスチャン・ヒップホップのグループFlameの”Joyful Noise”の著作権を侵害するという評決がロスの連邦地方裁判所で下されました。

そして、8月1日、損害賠償額を$2.78M(約3億円弱)とする評決が下されました。Dark Horseは何人かの共作になっているので、Katy Perryの負担は$550,000のようです。

米国の盗作裁判は提起されるもののトライアルまで進む事案は少ないように感じていましたが、ここのところ、”Blurred Line”や”Stairway to Heaven”がトライアルまでいってます。

Katy事案の大きな争点としては、著作権侵害要件である”Access”(依拠)と”Substantial similarity”(実質的類似性)です。

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外国人選手と契約交渉

ザック・ラッツ選手をご存じでしょうか。

2014年のシーズン途中にプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス(”楽天球団”)に移籍し、右手親指骨折で9月に母国米国に帰国した選手です。結局15試合の出場にとどまったようです。

2014年シーズン終了後、ラッツ選手と楽天球団は、2015年シーズンの契約交渉をしたようです。年俸70万USD+出来高を内容とするでしたが、最終的に契約締結に至りませんでした。

2015年1月5日、ラッツ選手は自由契約選手となったようです。このため、ラッツ選手は、2015年シーズンは、韓国のプロ野球球団と年俸50万USDで契約を締結したようです。

ラッツ選手は、楽天球団との2015年シーズンの契約交渉の過程を 続きを読む 外国人選手と契約交渉