株式会社Aerosmith

「いらっしゃいませ」が「エアロスミス」に聞こえる経堂駅前のコンビニの店員でおなじみのAerosmith。

50年ものキャリアがあるのに、メンバーの入れ替わりが少ないバンドです。

今年は、MusiCares Person of the Yearを受賞しその授賞式およびグラミー賞でも演奏しました。しかし、そこには、創設メンバーのJoey Kramer(Dr.)の姿はありませんでした。

Aerosmithの日本公演はだいたい行っていますが、お腹にずしんと響く彼のバスドラの音は印象に残っています。

さて、不在の理由を調べていると、Joey Kramerが他のメンバーを相手に訴訟を提起していたことが判明しました。

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拒絶された”Liverpool”

昨年、プレミアリーグのLiverpool FCが、英国の知的財産庁(UK IPO)に、”Liverpool”をサッカー関連の商品・役務の商標として登録を申し立てたところ拒絶された、という事案がありました。

商標は自他識別機能を果たすものでなければならなず、地名は、一般的に、商品の産地や役務提供の場所を示すもので、自他識別機能を有しないとされ、登録拒絶事由となっています(商標法3条1項3号)。

UK Trade Marks Actでも同じように登録拒絶事由となっています。

ところが、同じプレミアリーグのChelsea FCは”Chelsea”を、 続きを読む 拒絶された”Liverpool”

Radiohead “Creep”と盗作の連鎖?

ようやくゴーストノートの入れ方のコツをつかみました。その動画を探している中で、既に解決しているようですが、興味深い事案を見つけました。

問題となったのはLana Del Rayの“Get Free“(2017)です。この曲の序盤部分とプリコーラス部分。

問題を提起したのは、Radioheadです。
“Get Free”は、彼らの楽曲”Creep“(1992)を利用しているとして、”Get Free”のロイヤリティ収入の分配を求めたようです(訴訟には至っていない模様)。

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Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

ヒット作品には盗作訴訟がつきものです。

Taylor Swiftの”Shake It Off“(2014)もその例外ではありませんでした。問題とされたのは、サビの部分の次の一節。

“Cause the players gonna play, play, play, play, play
  And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate.”

異議を述べたのは、3LWの”Playas Gon’ Play“(2001)に詞を提供した2人のソングライター。この曲の中の次の一節が盗作されたのだと。

“Playas, they gonna play, and haters, they gonna hate.”

短い歌詞の一節の盗用が問題となりました。意味的には「プレイする人はプレイし続け、嫌う人は嫌い続ける」ということかと思います。

連邦地裁では、原告らが盗作された述べる一節は、2001年当時ありふれたものであり、短すぎて創作性がない、というような判断で、訴えを却下しました。

ありふれたものという判断は、他のアーティストも類似の表現を 続きを読む Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

シャロン・ストーン・・・ド

シュワちゃんの”トータルリコール”や”氷の微笑”で一世を風靡した女優”Sharon Stone”(シャロン・ストーン)が、女性ラッパーChannel West Coastをパブリシティ権侵害等で訴えています。

問題となったのは、Channel West Coastが、2019年4月にリリースした楽曲”Sharon Stoned“とそのPV。

タイトルから”Sharon Stone”の氏名を使っていて、曲中”Sharon Stone”を33回、”Sharon”を99回使用し、それが楽曲の約1/4を占めています。

PVでは、Channel West Coastが”氷の微笑”のシャロン・ストーン 続きを読む シャロン・ストーン・・・ド

ターミネーターがターミネート

米国著作権法の終了権行使の波が音楽から映画に来ている感じです。

終了権制度は、ざっくりいうと、1978年1月1日以降の著作権譲渡や許諾を、譲渡ないし許諾をしたときから35年後に所定の手続を経て譲渡ないし許諾を終了させ、著作者の下に著作権を復帰させる制度です。

この終了権を行使することで、アーティストは、実績がなく、契約の交渉力がない時代に交わした不利な著作権契約の見直しをす 続きを読む ターミネーターがターミネート

I fought “Wilson” – The Clash商標 –

Tha Clashといえば、’70年代から’80年代にかけて活躍したUKパンクバンド。

I fought the law“とか”London Calling“は今でもCMで起用されたり、カバーされたりしています。

さて、そんなThe Clashですが、フロントマンのJoe Strummer(Vo&Gu)は既に亡くなっていますが、残るメンバーが、テニス用品等でおなじみのWilson Sporting Goods社(ウィルソン 続きを読む I fought “Wilson” – The Clash商標 –

Spidermanはどこに帰る?

ようやく”Avengers End Game”を観て、自分の中でスパイダーマンが戻ってきました。これからFar from Homeを観ようと思います。

そんな中、今後のスパイダーマンの映画について、Sony Pictures Entertainment(SPE)とMarvelの親会社Disneyの交渉がうまく行かなかったようです。

スパイダーマンは、Marvelのコミックが原作のキャラクターです。

実写映画化までに紆余曲折あったようですが、1999年に、 続きを読む Spidermanはどこに帰る?

eSportsプレーヤーとNeighboring Rights

eSportsプレーヤーの権利まわりで、日本で議論をみかけないのが、パフォーマンスに関する権利関係です。

ヴァーチャル空間に関する権利の問題なので、伝統的なスポーツでは基本的に問題とならない部分ですが、調べた限りでは、米国では7,8年前から議論となっており、いくつか論文も発表されているところです。

eスポーツとリアルスポーツとで大きく異なるところは、リアルスポーツの対象は野球やサッカーなどそれ自体著作物ではありませ 続きを読む eSportsプレーヤーとNeighboring Rights

Ariana GrandeとForever21

ポップスターのアリアナ・グランデがアパレルのForever21とその姉妹ブランドRiley Roseに対し、パブリシティ権・商標権侵害・著作権侵害で、$10M(約10億円強)の損害賠償等を請求する訴訟を提起しました。

アリアナ・グランデは、インフルエンサーでもあり、SNSへの1回の投稿で1000万円超で、長期間のエンドースメントで5億〜10億円超、のようです。

Forever21とRiley Roseは、そうした相場感を知ってか知らずか、 続きを読む Ariana GrandeとForever21

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