「著作権法」カテゴリーアーカイブ

Graffiti – 落書き著作権-

先日、金沢工業大学虎ノ門大学院・コンテンツ&テクノロジー融合研究所主催で「フェイク・アート(贋作、模写)は美術品か?その真の価値とは?」をテーマに開催し、「フェイクアートの法的問題」についてお話をさせていただきました。

その際、テーマが違うのでお話はしませんでしたが、ストリートアート、いわゆるGraftti(落書き)の法的問題を整理しました。

落書きは、街中の建物の壁などに、通常、無許可で描かれる点で法的な問題が生じます。端的に言えば、犯罪行為に該当しえます。 続きを読む Graffiti – 落書き著作権-

フィリー・ファナティック、FA宣言して流出か?

MLBフィラデルフィア・フィリーズのマスコットキャラクター”フィリー・ファナティック”(下記写真参照)が、FAを盾に球団と契約の再交渉を巡って紛争が生じています。


(球団訴状より引用)

ヤクルトのつば九郎が似たようなことをやっていますが、ファナ 続きを読む フィリー・ファナティック、FA宣言して流出か?

Katy Perryと著作権侵害

2019年7月29日、Katy Perryの2013年のヒット曲”Dark Horse”が、2008年にリリースされたクリスチャン・ヒップホップのグループFlameの”Joyful Noise”の著作権を侵害するという評決がロスの連邦地方裁判所で下されました。

そして、8月1日、損害賠償額を$2.78M(約3億円弱)とする評決が下されました。Dark Horseは何人かの共作になっているので、Katy Perryの負担は$550,000のようです。

米国の盗作裁判は提起されるもののトライアルまで進む事案は少ないように感じていましたが、ここのところ、”Blurred Line”や”Stairway to Heaven”がトライアルまでいってます。

Katy事案の大きな争点としては、著作権侵害要件である”Access”(依拠)と”Substantial similarity”(実質的類似性)です。

続きを読む Katy Perryと著作権侵害

Dance Dance Dance

一時期、TOKIOがCMをしていたオンライン・バトルロイヤルゲーム”Fortnite”(フォートナイト)が、法廷でバトルをしてます。

オンライン・バトルロイヤルゲームは、基本的に、複数人(FortniteやPUBGでは100人)が同時に一つのマップの中で、最後の一人になるまで戦い抜くサバイバルゲームです。

ちなみに、Fortniteは少しかじりましたが、いろいろ作りながら敵を倒していくことを習得するのに時間がかかりそうだったので断念。バトロアはもっぱらPUBGです。

FortniteもPUBGも、ゲームの中で自分が操るキャラクターのスキンを飾るのが結構楽しいです(特にゲームの優劣に関係しませんが)。

スキンと並んで楽しいのが、EMOTE(エモート)と言われるキャ 続きを読む Dance Dance Dance

もう一つの「アラバマ物語」 -舞台化紛争-

なぜ、”To Kill a Mockingbird”がアラバマ物語という邦題になるのか分かりませんが、英題を直訳しても意味がよく分からないので、物語の場所をタイトルに持ってきたのでしょうか。

邦題からすると牧歌的な映画と思いきや、米国南部の人種差別をテーマとしたもので、白人女性に対するレイプ容疑で逮捕された黒人を弁護する白人弁護士のお話。

続きを読む もう一つの「アラバマ物語」 -舞台化紛争-

Ed Sheeran楽曲著作権侵害訴訟 − Blurred Line事件の衝撃再びか? –

英国のシンガーソングライターEd Sheeranが、彼の楽曲”Thinking Out Loud“(58回グラミー賞で最優秀楽曲賞)がMarvin Gayの楽曲”Let’s Get It On“の著作権を侵害しているとして訴えられています。

Ed SheeranといえばMartinのミニギターを使っていて、同じギターを使っている者としては親近感があります(^^ゞ

Marvin Gayの楽曲の著作権侵害訴訟といえば、昨年、音楽業界を揺るがしたBlurred Line事件が有名です。

Robin ThickeとPharrel Williamsの2013年の大ヒットソン 続きを読む Ed Sheeran楽曲著作権侵害訴訟 − Blurred Line事件の衝撃再びか? –