象のHappyさんと基本的象権

Nonhuman Rights Project(NhRP)という、人と同様、動物に基本的権利を与える活動をしている団体があります。動物園にいる動物に自由になる権利を主張し、解放する活動を行っているようです。

ニューヨーク・ブロンクスの動物園にいる齢48歳になる象のHappyさんは、過去に、人間と同様、鑑に写った自分を認識できることを示した象さんで、この研究はサイエンス誌に掲載されたようです。

NhRPは、Happyさんを代理して、違法な投獄から解放するため、人身保護に基づき、ブロンクスの動物園からテネシー州やカリフ 続きを読む 象のHappyさんと基本的象権

Liverpool FC vs New Balance -スポサーシップ契約紛争-

Liverpool FCは、ユニフォームのサプライヤーとして、2011年まではアディダスと年間1200万ポンド(約17億円)のスポンサー契約を締結していましたが、そのシーズンに8位に沈むと、アディダスから契約を打ち切られました。

アディダスの後を受けてNew Balance(NB)がユニフォームのサプライヤーとなり、現在、年間4500万ポンド(約63億円)のスポンサー契約を締結しているようです。具体テには、チームのユニフォームやジャージの提供、ユニフォームのレプリカの販売を行うという内容のスポンサー契約です。

Liverpool FCとNBとのスポンサー契約は2019-2020シーズンで期間満了になるところ、2020-2021シーズン以降のスポンサー契約をどこと契約するかが焦点となりました。

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BaseballとConcussion

米国のファウルボール事故と変容しつつあるBaseball Ruleについてアップデートしていたところ、MLBのファルチップによる脳震盪問題がひっかかりました。

先日、サッカーでは、ヘディングによる脳震盪が問題視され、Football Association(FA)から18歳以下の選手に対するヘディングのガイドラインが出され、11歳以下のヘディングが禁止されました。このガイドラインは、Glasgow大学の”FIELD”調査研究結果によるものです。

そういえば、米国では、FAのガイドラインが出る前からU11のヘディングが禁止されていました。これは米国のサッカーをやって 続きを読む BaseballとConcussion

Graffiti 2 – VARAと落書きと破壊 –

他人の所有物に無断で落書きをすることは、器物損壊や建造物損壊など刑事罰が科される違法行為です。それが例えBanksyであっても、結論は同じです。

このあたりは、以前の投稿”GRAFFITI – 落書き著作権-“でまとめたところです。その中で、NYの5Pointzの事案に触れましたが、控訴審2nd Cir.の判断が出ましたので、その内容を読んでみました。

概 要

そもそもの始まりは、2002年、廃倉庫の所有者が、有名なスプレーアーティストJonathan Cohen(アーティスト名:Meres One)氏に 続きを読む Graffiti 2 – VARAと落書きと破壊 –

チリ対ペルー

サッカーでは、2019年のコパ・アメリカで、’15年’16年の王者チリを、準決勝でペルーが破り、44年ぶりの決勝進出というニュースがありました。

最近、イギリス知的財産庁において商標を巡るチリ対ペルーの戦いがありました。

“PISCO”というブドウの蒸留酒の商標を巡って争いとなりました。チリの生産者が”PISCO”を含む次の商標を酒類(33類)で 続きを読む チリ対ペルー

株式会社Aerosmith

「いらっしゃいませ」が「エアロスミス」に聞こえる経堂駅前のコンビニの店員でおなじみのAerosmith。

50年ものキャリアがあるのに、メンバーの入れ替わりが少ないバンドです。

今年は、MusiCares Person of the Yearを受賞しその授賞式およびグラミー賞でも演奏しました。しかし、そこには、創設メンバーのJoey Kramer(Dr.)の姿はありませんでした。

Aerosmithの日本公演はだいたい行っていますが、お腹にずしんと響く彼のバスドラの音は印象に残っています。

さて、不在の理由を調べていると、Joey Kramerが他のメンバーを相手に訴訟を提起していたことが判明しました。

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拒絶された”Liverpool”

昨年、プレミアリーグのLiverpool FCが、英国の知的財産庁(UK IPO)に、”Liverpool”をサッカー関連の商品・役務の商標として登録を申し立てたところ拒絶された、という事案がありました。

商標は自他識別機能を果たすものでなければならなず、地名は、一般的に、商品の産地や役務提供の場所を示すもので、自他識別機能を有しないとされ、登録拒絶事由となっています(商標法3条1項3号)。

UK Trade Marks Actでも同じように登録拒絶事由となっています。

ところが、同じプレミアリーグのChelsea FCは”Chelsea”を、 続きを読む 拒絶された”Liverpool”

Radiohead “Creep”と盗作の連鎖?

ようやくゴーストノートの入れ方のコツをつかみました。その動画を探している中で、既に解決しているようですが、興味深い事案を見つけました。

問題となったのはLana Del Rayの“Get Free“(2017)です。この曲の序盤部分とプリコーラス部分。

問題を提起したのは、Radioheadです。
“Get Free”は、彼らの楽曲”Creep“(1992)を利用しているとして、”Get Free”のロイヤリティ収入の分配を求めたようです(訴訟には至っていない模様)。

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Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

ヒット作品には盗作訴訟がつきものです。

Taylor Swiftの”Shake It Off“(2014)もその例外ではありませんでした。問題とされたのは、サビの部分の次の一節。

“Cause the players gonna play, play, play, play, play
  And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate.”

異議を述べたのは、3LWの”Playas Gon’ Play“(2001)に詞を提供した2人のソングライター。この曲の中の次の一節が盗作されたのだと。

“Playas, they gonna play, and haters, they gonna hate.”

短い歌詞の一節の盗用が問題となりました。意味的には「プレイ 続きを読む Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

シャロン・ストーン・・・ド

シュワちゃんの”トータルリコール”や”氷の微笑”で一世を風靡した女優”Sharon Stone”(シャロン・ストーン)が、女性ラッパーChannel West Coastをパブリシティ権侵害等で訴えています。

問題となったのは、Channel West Coastが、2019年4月にリリースした楽曲”Sharon Stoned“とそのPV。

タイトルから”Sharon Stone”の氏名を使っていて、曲中”Sharon Stone”を33回、”Sharon”を99回使用し、それが楽曲の約1/4を占めています。

PVでは、Channel West Coastが”氷の微笑”のシャロン・ストーン 続きを読む シャロン・ストーン・・・ド