I fought “Wilson” – The Clash商標 –


Tha Clashといえば、’70年代から’80年代にかけて活躍したUKパンクバンド。

I fought the law“とか”London Calling“は今でもCMで起用されたり、カバーされたりしています。

さて、そんなThe Clashですが、フロントマンのJoe Strummer(Vo&Gu)は既に亡くなっていますが、残るメンバーが、テニス用品等でおなじみのWilson Sporting Goods社(ウィルソン社)を、米国カリフォルニア州の連邦地裁に提訴しました。

問題となったのは、ウィルソン社が今年発売を始めたテニスラケット”Clash“です。

USPTOのデータベースによれば、ウィルソン社は、2018年8月に、テニスラケットについて”Clash”商標を登録しています。

これに対して、The Clashのメンバーが役員を務めるDorisimo LLCは、米国において”The Clash”の商標を管理しています。

USPTOのデータベースによれば、最初は、2008年にリストバンドやネクタイ等で商標登録し、2019年8月にテニスシューズやスニーカー、ジャケット等の商品で商標登録しています。

米国は商標登録にあたっては、使用主義なので、原則として使用されたことを証明して商標登録することになります。2019年8月に追加登録した商標の最初の使用は、2006年12月31日とされていました。

当時、The ClashとConverseがコラボしてスニーカーを発売していたようです。

こういう前提があり、先に使用していたThe Clashの商標は、類似商品であるテニスラケットにも及ぶので、ウィルソン社の”Clash”商標の取消しや”Clash”を付した製品の製造の差止等を求めているようです。

法と戦ってきたバンドが、法を使って戦うというのが面白い感じです。

弁護士大橋卓生