Liverpool FCは、ユニフォームのサプライヤーとして、2011年まではアディダスと年間1200万ポンド(約17億円)のスポンサー契約を締結していましたが、そのシーズンに8位に沈むと、アディダスから契約を打ち切られました。
アディダスの後を受けてNew Balance(NB)がユニフォームのサプライヤーとなり、現在、年間4500万ポンド(約63億円)のスポンサー契約を締結しているようです。具体テには、チームのユニフォームやジャージの提供、ユニフォームのレプリカの販売を行うという内容のスポンサー契約です。
Liverpool FCとNBとのスポンサー契約は2019-2020シーズンで期間満了になるところ、2020-2021シーズン以降のスポンサー契約をどこと契約するかが焦点となりました。
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米国のファウルボール事故と変容しつつあるBaseball Ruleについてアップデートしていたところ、MLBのファルチップによる脳震盪問題がひっかかりました。
先日、サッカーでは、ヘディングによる脳震盪が問題視され、Football Association(FA)から18歳以下の選手に対するヘディングのガイドラインが出され、11歳以下のヘディングが禁止されました。このガイドラインは、Glasgow大学の”FIELD”調査研究結果によるものです。
そういえば、米国では、FAのガイドラインが出る前からU11のヘディングが禁止されていました。これは米国のサッカーをやって 続きを読む BaseballとConcussion →
他人の所有物に無断で落書きをすることは、器物損壊や建造物損壊など刑事罰が科される違法行為です。それが例えBanksyであっても、結論は同じです。
このあたりは、以前の投稿”GRAFFITI – 落書き著作権-“でまとめたところです。その中で、NYの5Pointzの事案に触れましたが、控訴審2nd Cir.の判断が出ましたので、その内容を読んでみました。
概 要
そもそもの始まりは、2002年、廃倉庫の所有者が、有名なスプレーアーティストJonathan Cohen(アーティスト名:Meres One)氏に 続きを読む Graffiti 2 – VARAと落書きと破壊 – →
サッカーでは、2019年のコパ・アメリカで、’15年’16年の王者チリを、準決勝でペルーが破り、44年ぶりの決勝進出というニュースがありました。
最近、イギリス知的財産庁において商標を巡るチリ対ペルーの戦いがありました。
“PISCO”というブドウの蒸留酒の商標を巡って争いとなりました。チリの生産者が”PISCO”を含む次の商標を酒類(33類)で 続きを読む チリ対ペルー →
「いらっしゃいませ」が「エアロスミス」に聞こえる経堂駅前のコンビニの店員でおなじみのAerosmith。
50年ものキャリアがあるのに、メンバーの入れ替わりが少ないバンドです。
今年は、MusiCares Person of the Yearを受賞しその授賞式およびグラミー賞でも演奏しました。しかし、そこには、創設メンバーのJoey Kramer(Dr.)の姿はありませんでした。
Aerosmithの日本公演はだいたい行っていますが、お腹にずしんと響く彼のバスドラの音は印象に残っています。
さて、不在の理由を調べていると、Joey Kramerが他のメンバーを相手に訴訟を提起していたことが判明しました。
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昨年、プレミアリーグのLiverpool FCが、英国の知的財産庁(UK IPO)に、”Liverpool”をサッカー関連の商品・役務の商標として登録を申し立てたところ拒絶された、という事案がありました。
商標は自他識別機能を果たすものでなければならなず、地名は、一般的に、商品の産地や役務提供の場所を示すもので、自他識別機能を有しないとされ、登録拒絶事由となっています(商標法3条1項3号)。
UK Trade Marks Actでも同じように登録拒絶事由となっています。
ところが、同じプレミアリーグのChelsea FCは”Chelsea”を、 続きを読む 拒絶された”Liverpool” →
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