「Integrity of sports」カテゴリーアーカイブ

マンチェスター・シティFFP違反事案:CAS2020/A/6785

2020年2月にUEFAが、FFP違反を理由にマンチェスター・シティ(マンC)に対し、チャンピオンズリーグ等UEFAのクラブ選手権への出場を2年間停止する等の処分が出され、大きなニュースになりました。

それから約5か月、CASは、マンチェスター・シティのUEFAのクラブ選手権への出場を2年間停止する処分を取消す等という裁定が出されました。

この大きな結論の違いが、なぜ生じたのかが気になって、CAS裁定を見てみました。裁定を読むとFFPを理解していないと、理解できないところがあるので、FFPを読みました。FFPを読むと・・・という感じで、関連規則が理解できたので、まとめてみることにしました。

そういえば2019年にはACミランがFFP違反でUEFAから2シーズンの出場停止処分等を課されましたが、CASで和解して1シーズンの出場停止にとどまっています(CAS2019/A/6083,6261)。

■ FFPとは

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“Fairness in Women’s Sports Act”は公正か?

チップスターでおなじみのアイダホ州ですが、この度、男性から女性に性転換したトランスジェンダーアスリートが、女性スポーツに参加することを禁止する法律”Fairness in Women’s Sports Act“を制定しました。全米初のようです。

どんな法律?

法律の半分くらいは、立法事実と目的で占められています。

要は、生物学的な男女間の差異があること(特に男性ホルモンといわれる筋肉や骨格を発達させるテストステロンの量)から、男性から女性にトランスした学生アスリートを、女子スポーツで競わせることは公正でないとして、男性からトランスした女性アスリートを、女子スポーツで競技させないことにしたようです。

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