「アート」カテゴリーアーカイブ

Banksy “Flower Bomber”商標とEUIPO

以下の作品は、2003年にパレスチナのベツレヘムの壁に描かれた”Flower Bomber”とか”Flower Thrower”とか”Love is in the Air”などと呼ばれている作品です。Banksyを代理する会社Pest Control Office Limited社(UK)は、2014年に上記作品をEUIPO(欧州連合知的財産庁)に商標登録の申請をし、登録されていました。主として次のような商品やサービスを指定していました。

塗料、サングラス、録音済CD、娯楽目的のコンピュータゲーム、印刷物、ステーショナリー、写真、ポスター、書籍、ハンドバッグ、財布、鞄、建築素材、衣服、カーペット、おもちゃ、教育・訓練、娯楽、美術展、アートワークデザイン等

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Graffiti 2 – VARAと落書きと破壊 –

他人の所有物に無断で落書きをすることは、器物損壊や建造物損壊など刑事罰が科される違法行為です。それが例えBanksyであっても、結論は同じです。

このあたりは、以前の投稿”GRAFFITI – 落書き著作権-“でまとめたところです。その中で、NYの5Pointzの事案に触れましたが、控訴審2nd Cir.の判断が出ましたので、その内容を読んでみました。

概 要

そもそもの始まりは、2002年、廃倉庫の所有者が、有名なスプレーアーティストJonathan Cohen(アーティスト名:Meres One)氏に 続きを読む Graffiti 2 – VARAと落書きと破壊 –

Graffiti – 落書き著作権-

先日、金沢工業大学虎ノ門大学院・コンテンツ&テクノロジー融合研究所主催で「フェイク・アート(贋作、模写)は美術品か?その真の価値とは?」をテーマに開催し、「フェイクアートの法的問題」についてお話をさせていただきました。

その際、テーマが違うのでお話はしませんでしたが、ストリートアート、いわゆるGraftti(落書き)の法的問題を整理しました。

落書きは、街中の建物の壁などに、通常、無許可で描かれる点で法的な問題が生じます。端的に言えば、犯罪行為に該当しえます。 続きを読む Graffiti – 落書き著作権-