ポーランドの元プロバスケットの選手で、現スポーツロイヤーのHubert Radke弁護士が紹介していたBasket Arbitral Tribunalの仲裁事案が、コロナ絡みで興味深かったので、仲裁判断を入手して読んでみました。
ポーランドのプロバスケットボールリーグ(Polska Liga Koszykówki)”Energa Basket Liga”での出来事。
【事実経緯】
2019.7.29
G選手は、BM Slam Stal S.A.というクラブと2019/2020年シーズンの契約を締結しました。
《主な契約条件》
契約期間は、署名した日から最後の公式戦後3日後まで。
ただし、クラブは、選手の着任後3日以内にメディカル/フィジカルテストを行い、選手がこのテストにパスした時に契約が有効となる。
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Liverpool FCは、ユニフォームのサプライヤーとして、2011年まではアディダスと年間1200万ポンド(約17億円)のスポンサー契約を締結していましたが、そのシーズンに8位に沈むと、アディダスから契約を打ち切られました。
アディダスの後を受けてNew Balance(NB)がユニフォームのサプライヤーとなり、現在、年間4500万ポンド(約63億円)のスポンサー契約を締結しているようです。具体テには、チームのユニフォームやジャージの提供、ユニフォームのレプリカの販売を行うという内容のスポンサー契約です。
Liverpool FCとNBとのスポンサー契約は2019-2020シーズンで期間満了になるところ、2020-2021シーズン以降のスポンサー契約をどこと契約するかが焦点となりました。
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「いらっしゃいませ」が「エアロスミス」に聞こえる経堂駅前のコンビニの店員でおなじみのAerosmith。
50年ものキャリアがあるのに、メンバーの入れ替わりが少ないバンドです。
今年は、MusiCares Person of the Yearを受賞しその授賞式およびグラミー賞でも演奏しました。しかし、そこには、創設メンバーのJoey Kramer(Dr.)の姿はありませんでした。
Aerosmithの日本公演はだいたい行っていますが、お腹にずしんと響く彼のバスドラの音は印象に残っています。
さて、不在の理由を調べていると、Joey Kramerが他のメンバーを相手に訴訟を提起していたことが判明しました。
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いつくかeSportsのプロ選手契約書(英文)を検討する機会があったので、覚書的に留意点をまとめてみました。適宜アップデートすると思いますので、話半分でみてください(^^ゞ
1 対象となるゲームの特定
eSportsの対象となるゲーム毎に、ゲームメーカーやプロリーグが定めるルールが異なりますので、どのゲームのプロとして契約するのかを明記する必要があります。
2 契約期間
1〜2年が多いようです。
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ザック・ラッツ選手をご存じでしょうか。
2014年のシーズン途中にプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス(”楽天球団”)に移籍し、右手親指骨折で9月に母国米国に帰国した選手です。結局15試合の出場にとどまったようです。
2014年シーズン終了後、ラッツ選手と楽天球団は、2015年シーズンの契約交渉をしたようです。年俸70万USD+出来高を内容とするでしたが、最終的に契約締結に至りませんでした。
2015年1月5日、ラッツ選手は自由契約選手となったようです。このため、ラッツ選手は、2015年シーズンは、韓国のプロ野球球団と年俸50万USDで契約を締結したようです。
ラッツ選手は、楽天球団との2015年シーズンの契約交渉の過程を 続きを読む 外国人選手と契約交渉 →
Box Office Mojoによれば、1982年”Blade Runner”の続編”Blade Runner 2049″(2017年)は、全世界で興行収入約$259M(約283億円)だったようです。
2017年の全米興収ランクでも34位という感じです。
制作費が約$150Mのようですので、大成功を収めたというものではないと思います。
ちなみに、2017年に公開された”Star Wars :The Last jedi”は全世界 続きを読む Blade Runner 2049 vs Peugeot →
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