「音楽」カテゴリーアーカイブ

シャロン・ストーン・・・ド

シュワちゃんの”トータルリコール”や”氷の微笑”で一世を風靡した女優”Sharon Stone”(シャロン・ストーン)が、女性ラッパーChannel West Coastをパブリシティ権侵害等で訴えています。

問題となったのは、Channel West Coastが、2019年4月にリリースした楽曲”Sharon Stoned“とそのPV。

タイトルから”Sharon Stone”の氏名を使っていて、曲中”Sharon Stone”を33回、”Sharon”を99回使用し、それが楽曲の約1/4を占めています。

PVでは、Channel West Coastが”氷の微笑”のシャロン・ストーン 続きを読む シャロン・ストーン・・・ド

Ariana GrandeとForever21

ポップスターのアリアナ・グランデがアパレルのForever21とその姉妹ブランドRiley Roseに対し、パブリシティ権・商標権侵害・著作権侵害で、$10M(約10億円強)の損害賠償等を請求する訴訟を提起しました。

アリアナ・グランデは、インフルエンサーでもあり、SNSへの1回の投稿で1000万円超で、長期間のエンドースメントで5億〜10億円超、のようです。

Forever21とRiley Roseは、そうした相場感を知ってか知らずか、 続きを読む Ariana GrandeとForever21

Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

映画”A Star Is Born”は、1937年に公開されました。その後、1954年、1976年、2018年にリメイクされています。

1937年・1954年はハリウッドを舞台にし、邦題「スタア誕生」として公開されました。
1976年のリメイクは、映画業界から音楽業界(ロック)に舞台を移し、バーバラ・ストライサンドが主演し、邦題「スター誕生」として公開されました。

2018年のリメイクは、音楽業界ですがカントリー界を舞台に、レ 続きを読む Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

サンプリング問題 欧米か!

サンプリングは、ヒップホップとかダンスミュージックなどで使われる音楽の製作技法の一つです。簡単にいえば、既存の楽曲の音源の一部を、自身の楽曲に取り入れる、というもの。

「よくわかる音楽著作権ビジネス」の著者でおなじみの安藤和宏さんの論文(”安藤論文”)に米国でのサンプリング訴訟判例の解説やこれらを基に日本法下でサンプリングの法的考察がまとめられています。とても勉強になります。

2019年7月末に、欧州連合裁判所でもサンプリングに関する興味 続きを読む サンプリング問題 欧米か!

Katy Perryと著作権侵害

2019年7月29日、Katy Perryの2013年のヒット曲”Dark Horse”が、2008年にリリースされたクリスチャン・ヒップホップのグループFlameの”Joyful Noise”の著作権を侵害するという評決がロスの連邦地方裁判所で下されました。

そして、8月1日、損害賠償額を$2.78M(約3億円弱)とする評決が下されました。Dark Horseは何人かの共作になっているので、Katy Perryの負担は$550,000のようです。

米国の盗作裁判は提起されるもののトライアルまで進む事案は少ないように感じていましたが、ここのところ、”Blurred Line”や”Stairway to Heaven”がトライアルまでいってます。

Katy事案の大きな争点としては、著作権侵害要件である”Access”(依拠)と”Substantial similarity”(実質的類似性)です。

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火事と原盤

原盤に関する大きなニュースが続いています。

2008年にラスベガスのユニバーサルスタジオで発生した火事が、当時、ユニバーサル・ミュージックで制作した原盤を保管していた倉庫にも及び、数多くの原盤を焼失した、とのことです。

この件で、ユニバーサルミュージックを相手に、トム・ペティ財団を含むアーティストらが、ユニバーサルミュージックと契約した現役アーティスト及びその遺族を代表してクラスアクションを提起しました。

何故、今頃?という感じですが、記事や訴状を読んで、事の重大さを実感しました。

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Taylor Swiftと原盤

ちょうど、原盤権の授業をしていたところに、テイラー・スウィフトの原盤トラブルのニュースを見つけました。

彼女が所属していた”Big Machine Label Group”が、Scooter Braunによって買収されました(2018年11月にUniversal Music Groupに移籍)。

Big Machine Label Groupは、ナッシュビルのカントリー系のレコード会社のようで、テイラー・スウィフトは、同社CEOのScott Borchettaに見いだされたようです。
アルバム”Reputation”、”Taylor Swift”、”1989″や”RED”など6枚が、この会社からリリースされています。

買収したScooter Braunは、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、カニエ・ウェストなどのマネージャーを務めたり、音 続きを読む Taylor Swiftと原盤

Ed Sheeran楽曲著作権侵害訴訟 − Blurred Line事件の衝撃再びか? –

英国のシンガーソングライターEd Sheeranが、彼の楽曲”Thinking Out Loud“(58回グラミー賞で最優秀楽曲賞)がMarvin Gayの楽曲”Let’s Get It On“の著作権を侵害しているとして訴えられています。

Ed SheeranといえばMartinのミニギターを使っていて、同じギターを使っている者としては親近感があります(^^ゞ

Marvin Gayの楽曲の著作権侵害訴訟といえば、昨年、音楽業界を揺るがしたBlurred Line事件が有名です。

Robin ThickeとPharrel Williamsの2013年の大ヒットソン 続きを読む Ed Sheeran楽曲著作権侵害訴訟 − Blurred Line事件の衝撃再びか? –

Fleetwood Mac事件にみるバンドの法律関係(BAND LAW)

金沢工業大学虎ノ門大学院で行っているコンテンツ法務の授業の中でバンドの法律関係を扱っているのですが、日本ではあまり議論がなされていない分野の一つです。

個人的にも過去にバンドを組んでいた経験がありますが、一般的には、気の合う仲間同士が楽器を持ち寄って結成するもので、契約書を取り交わすなんていうことはありません。

サザンオールスターズは青山学院時代の仲間、ミスチルは高校時 続きを読む Fleetwood Mac事件にみるバンドの法律関係(BAND LAW)