「音楽」カテゴリーアーカイブ

KATY PERRY “DARK HORSE”逆転勝訴

以前に取りあげたKaty Perryの著作権侵害訴訟ですが、2019年7月に、ロスの連邦地方裁判所の民事陪審で著作権侵害及び損害賠償$2.87Mという評決が下されました。

陪審員の評決後にもJudgment as a Matter of Lawの動議を出せるようで、2020年3月16日、裁判所は、トライアルに提出された証拠から、陪審の評決を取り消すという結論を出しました。
Katy Perry側の逆転勝訴ということになります。

事案をおさらいしますと、次のような感じです。

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LED ZEPPELIN “Stairway to Heaven” 勝訴

“Stairway to Heaven”(天国への階段)のイントロは、もう手ぐせになっているので、ギターを持つとウォーミングアップがわりに無意識に弾いてしまいます。

その著名なイントロ部分が盗作だと指摘され、長年著作権侵害訴訟が続いていました。

訴えたのは、”Taurus”という曲を作曲したSpirtというバンドのRandy California(Randy Wolf)の遺産管理人です。Randy Californiaさんは1997年に亡くなっています。

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Radiohead “Creep”と盗作の連鎖?

ようやくゴーストノートの入れ方のコツをつかみました。その動画を探している中で、既に解決しているようですが、興味深い事案を見つけました。

問題となったのはLana Del Rayの“Get Free“(2017)です。この曲の序盤部分とプリコーラス部分。

問題を提起したのは、Radioheadです。
“Get Free”は、彼らの楽曲”Creep“(1992)を利用しているとして、”Get Free”のロイヤリティ収入の分配を求めたようです(訴訟には至っていない模様)。

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Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

ヒット作品には盗作訴訟がつきものです。

Taylor Swiftの”Shake It Off“(2014)もその例外ではありませんでした。問題とされたのは、サビの部分の次の一節。

“Cause the players gonna play, play, play, play, play
  And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate.”

異議を述べたのは、3LWの”Playas Gon’ Play“(2001)に詞を提供した2人のソングライター。この曲の中の次の一節が盗作されたのだと。

“Playas, they gonna play, and haters, they gonna hate.”

短い歌詞の一節の盗用が問題となりました。意味的には「プレイ 続きを読む Taylor Swiftの”Shake It Off”と盗作疑惑

シャロン・ストーン・・・ド

シュワちゃんの”トータルリコール”や”氷の微笑”で一世を風靡した女優”Sharon Stone”(シャロン・ストーン)が、女性ラッパーChannel West Coastをパブリシティ権侵害等で訴えています。

問題となったのは、Channel West Coastが、2019年4月にリリースした楽曲”Sharon Stoned“とそのPV。

タイトルから”Sharon Stone”の氏名を使っていて、曲中”Sharon Stone”を33回、”Sharon”を99回使用し、それが楽曲の約1/4を占めています。

PVでは、Channel West Coastが”氷の微笑”のシャロン・ストーン 続きを読む シャロン・ストーン・・・ド

Ariana GrandeとForever21

ポップスターのアリアナ・グランデがアパレルのForever21とその姉妹ブランドRiley Roseに対し、パブリシティ権・商標権侵害・著作権侵害で、$10M(約10億円強)の損害賠償等を請求する訴訟を提起しました。

アリアナ・グランデは、インフルエンサーでもあり、SNSへの1回の投稿で1000万円超で、長期間のエンドースメントで5億〜10億円超、のようです。

Forever21とRiley Roseは、そうした相場感を知ってか知らずか、 続きを読む Ariana GrandeとForever21

Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

映画”A Star Is Born”は、1937年に公開されました。その後、1954年、1976年、2018年にリメイクされています。

1937年・1954年はハリウッドを舞台にし、邦題「スタア誕生」として公開されました。
1976年のリメイクは、映画業界から音楽業界(ロック)に舞台を移し、バーバラ・ストライサンドが主演し、邦題「スター誕生」として公開されました。

2018年のリメイクは、音楽業界ですがカントリー界を舞台に、レ 続きを読む Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

サンプリング問題 欧米か!

サンプリングは、ヒップホップとかダンスミュージックなどで使われる音楽の製作技法の一つです。簡単にいえば、既存の楽曲の音源の一部を、自身の楽曲に取り入れる、というもの。

「よくわかる音楽著作権ビジネス」の著者でおなじみの安藤和宏さんの論文(”安藤論文”)に米国でのサンプリング訴訟判例の解説やこれらを基に日本法下でサンプリングの法的考察がまとめられています。とても勉強になります。

2019年7月末に、欧州連合裁判所でもサンプリングに関する興味 続きを読む サンプリング問題 欧米か!

Katy Perryと著作権侵害

2019年7月29日、Katy Perryの2013年のヒット曲”Dark Horse”が、2008年にリリースされたクリスチャン・ヒップホップのグループFlameの”Joyful Noise”の著作権を侵害するという評決がロスの連邦地方裁判所で下されました。

そして、8月1日、損害賠償額を$2.78M(約3億円弱)とする評決が下されました。Dark Horseは何人かの共作になっているので、Katy Perryの負担は$550,000のようです。

米国の盗作裁判は提起されるもののトライアルまで進む事案は少ないように感じていましたが、ここのところ、”Blurred Line”や”Stairway to Heaven”がトライアルまでいってます。

Katy事案の大きな争点としては、著作権侵害要件である”Access”(依拠)と”Substantial similarity”(実質的類似性)です。

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火事と原盤

原盤に関する大きなニュースが続いています。

2008年にラスベガスのユニバーサルスタジオで発生した火事が、当時、ユニバーサル・ミュージックで制作した原盤を保管していた倉庫にも及び、数多くの原盤を焼失した、とのことです。

この件で、ユニバーサルミュージックを相手に、トム・ペティ財団を含むアーティストらが、ユニバーサルミュージックと契約した現役アーティスト及びその遺族を代表してクラスアクションを提起しました。

何故、今頃?という感じですが、記事や訴状を読んで、事の重大さを実感しました。

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