「弁護士大橋卓生」カテゴリーアーカイブ

シャロン・ストーン・・・ド

シュワちゃんの”トータルリコール”や”氷の微笑”で一世を風靡した女優”Sharon Stone”(シャロン・ストーン)が、女性ラッパーChannel West Coastをパブリシティ権侵害等で訴えています。

問題となったのは、Channel West Coastが、2019年4月にリリースした楽曲”Sharon Stoned“とそのPV。

タイトルから”Sharon Stone”の氏名を使っていて、曲中”Sharon Stone”を33回、”Sharon”を99回使用し、それが楽曲の約1/4を占めています。

PVでは、Channel West Coastが”氷の微笑”のシャロン・ストーン 続きを読む シャロン・ストーン・・・ド

ターミネーターがターミネート

米国著作権法の終了権行使の波が音楽から映画に来ている感じです。

終了権制度は、ざっくりいうと、1978年1月1日以降の著作権譲渡や許諾を、譲渡ないし許諾をしたときから35年後に所定の手続を経て譲渡ないし許諾を終了させ、著作者の下に著作権を復帰させる制度です。

この終了権を行使することで、アーティストは、実績がなく、契約の交渉力がない時代に交わした不利な著作権契約の見直しをす 続きを読む ターミネーターがターミネート

I fought “Wilson” – The Clash商標 –

Tha Clashといえば、’70年代から’80年代にかけて活躍したUKパンクバンド。

I fought the law“とか”London Calling“は今でもCMで起用されたり、カバーされたりしています。

さて、そんなThe Clashですが、フロントマンのJoe Strummer(Vo&Gu)は既に亡くなっていますが、残るメンバーが、テニス用品等でおなじみのWilson Sporting Goods社(ウィルソン 続きを読む I fought “Wilson” – The Clash商標 –

Spidermanはどこに帰る?

ようやく”Avengers End Game”を観て、自分の中でスパイダーマンが戻ってきました。これからFar from Homeを観ようと思います。

そんな中、今後のスパイダーマンの映画について、Sony Pictures Entertainment(SPE)とMarvelの親会社Disneyの交渉がうまく行かなかったようです。

スパイダーマンは、Marvelのコミックが原作のキャラクターです。

実写映画化までに紆余曲折あったようですが、1999年に、 続きを読む Spidermanはどこに帰る?

eSportsプレーヤーとNeighboring Rights

eSportsプレーヤーの権利まわりで、日本で議論をみかけないのが、パフォーマンスに関する権利関係です。

ヴァーチャル空間に関する権利の問題なので、伝統的なスポーツでは基本的に問題とならない部分ですが、調べた限りでは、米国では7,8年前から議論となっており、いくつか論文も発表されているところです。

eスポーツとリアルスポーツとで大きく異なるところは、リアルスポーツの対象は野球やサッカーなどそれ自体著作物ではありませ 続きを読む eSportsプレーヤーとNeighboring Rights

Ariana GrandeとForever21

ポップスターのアリアナ・グランデがアパレルのForever21とその姉妹ブランドRiley Roseに対し、パブリシティ権・商標権侵害・著作権侵害で、$10M(約10億円強)の損害賠償等を請求する訴訟を提起しました。

アリアナ・グランデは、インフルエンサーでもあり、SNSへの1回の投稿で1000万円超で、長期間のエンドースメントで5億〜10億円超、のようです。

Forever21とRiley Roseは、そうした相場感を知ってか知らずか、 続きを読む Ariana GrandeとForever21

eSportsとスポンサーシップ

eSportsの市場調査会社Newzooの2019年度のレポートによれば、eSportsの全収入$1.1B(約1169億円)に占めるスポンサー収入の割合は42%とされ、もっとも大きな収入となっています。

スポンサー収入について、大学院の授業で、どのようなスポンサーメリットが付与できるか、それを可能にする法的権限があるかなど検討してもらっていますが、考えていくといろいろあって面白い分野です。

Naming Rights

続きを読む eSportsとスポンサーシップ

eSportsと肖像とタトゥー(後編)

NBA2kシリーズでパブリシティ権のほかに問題になっているのがタトゥー。

選手の肖像をリアルに再現するとなると、その身体に入ったタトゥーもリアルに再現されますが、そのタトゥーは著作権で保護されることになります。

数年前から、タトゥーアーティストが映画会社やゲーム会社を相手に訴訟を起こしています。著作権は著作物を創作した者に帰属しますので、選手ではなく、タトゥーを彫ったタトゥーアーティストが権利者となります。

米国の著作権法では、表現をtangible media of expression(有形的 続きを読む eSportsと肖像とタトゥー(後編)

eSportsと肖像とタトゥー(前編)

Take-Two Interactive Software(”Take-Two”) といえば、その傘下にRockstar Gamesや2K Gamesなどを有するゲームパブリッシャーです。

Rockstar Gamesといえば、Grand Theft AutoシリーズやRed Dead Redemptionシリーズなど犯罪ゲームで大ヒット作を出しています。GTAVもRDR2もまだクリアできていません。

2K Gamesは、NBA2KシリーズやWWE2kシリーズなどスポーツゲームで大ヒット作を出しています。

NBA2kに関しては、Take-TwoとNBAがジョイントベンチャーとしてeSportsリーグを起ち上げ、NBA所属チームがeSportsチーム組 続きを読む eSportsと肖像とタトゥー(前編)

Lady GAGAのスター誕生と盗作問題

映画”A Star Is Born”は、1937年に公開されました。その後、1954年、1976年、2018年にリメイクされています。

1937年・1954年はハリウッドを舞台にし、邦題「スタア誕生」として公開されました。
1976年のリメイクは、映画業界から音楽業界(ロック)に舞台を移し、バーバラ・ストライサンドが主演し、邦題「スター誕生」として公開されました。

2018年のリメイクは、音楽業界ですがカントリー界を舞台に、レ 続きを読む Lady GAGAのスター誕生と盗作問題