「スポーツ法」カテゴリーアーカイブ

Call of Duty vs Humvee

Call of Duty(CoD)は、一人称視点のシューティングゲーム(FPS)です。最近は、オンラインマルチ化していますが、キャンペーンモードでシナリオを進めて行くのが面白いです。

CoD4″Modern Warfare”が一番好きです。チェルノブイリの事故でゴーストタウン化したウクライナ・プリピチャ市のあの遊園地で戦ったり・・・いろんなシリーズをやりましたが、現代戦・二次大戦をテーマにしたものが好きです。未来戦はもう兵器がよく分かりません。

現代戦や二次大戦のキャンペーンモードは史実を織り交ぜたシナ 続きを読む Call of Duty vs Humvee

“Fairness in Women’s Sports Act”は公正か?

チップスターでおなじみのアイダホ州ですが、この度、男性から女性に性転換したトランスジェンダーアスリートが、女性スポーツに参加することを禁止する法律”Fairness in Women’s Sports Act“を制定しました。全米初のようです。

どんな法律?

法律の半分くらいは、立法事実と目的で占められています。

要は、生物学的な男女間の差異があること(特に男性ホルモンといわれる筋肉や骨格を発達させるテストステロンの量)から、男性から女性にトランスした学生アスリートを、女子スポーツで競わせることは公正でないとして、男性からトランスした女性アスリートを、女子スポーツで競技させないことにしたようです。

続きを読む “Fairness in Women’s Sports Act”は公正か?

“Inter” Milan vs Miami 

ベッカム元選手やソフトバンクの孫さんらが出資して2018年に設立された”Inter Miami CF”(正式名称:Club Internacional de Fútbol Miami)ですが、イタリア・セリエAの老舗クラブ”Inter Milan”(正式名称:Football Club Internazionale Milano)と”Inter”商標を巡って、米国で係争中のようです。

正確には、Inter Miamiが所属するMajor League Soccer(MLS)は、”Single Entity”(単一の事業体)で運営されているので、Inter Miami FCではなく、MLSに所属するクラブの知的財産権を保有しているリーグ本体のMLSが戦っています。

続きを読む “Inter” Milan vs Miami 

プロサッカーリーグと昇降格システム

Jリーグは、J1からJ3まで3つのディヴィジョンがあり、毎シーズン終了後に、それぞれのディヴィジョンの下位あるいは上位のチームが入れ替わることがあります。こうしたディヴィジョン間を行き来する昇降格システムを”promotin and relegation “といいます。

ちなみに、プロ野球のように昇降格のないリーグを”closed league”と言ったりします。

世界のサッカーを統括するFIFAは、2008年に”REGULATIONS GOVERNING THE APPLICATION OF THE STATUTES”(RGAS)を改正して、次の規定を設けました。

9 Principle of promotion and relegation 続きを読む プロサッカーリーグと昇降格システム

ドーピング:ローソンCaseと藤森Case

孫楊Caseの後、CASからローソン選手(陸上)と藤森選手(水泳)のドーピング上訴仲裁の裁定が続きました。

両ケースでは、選手側は検査前日に食べたものに禁止物質が混じっていたと主張しており、意図的に摂取したものではないとして原処分の軽減を求めたものでしたが、CASでの結論が対照的でしたので、それぞれの原処分の内容をみてみました。

続きを読む ドーピング:ローソンCaseと藤森Case

アスリートとスポンサーとRULE40

トップアスリートあるいはそこを目指すアスリートはお金がかかります。世界で戦うために、世界の大会を転戦したり、トップレベルのコーチに師事したりなどなど。

多くのトップアスリートは、個人的にスポンサーを獲得し、スポンサーから活動資金や用具等の提供を受けています。

そうしたトップアスリートがオリンピックに出場できた場合、アスリートにとってはスポンサーに対する最高の恩返し場であり、スポンサーからすれば、オリンピックの舞台で支援するアスリートと共に自社のブランドが登場することを期待するのが当然のことと思います。

しかし、そこにはオリンピック憲章40付属細則3(”Rule40″)の壁があり、オリンピック前後を含む一定期間、非公式スポンサーが支援しているアスリートを使用した広告宣伝が原則として禁止されていたのです。

続きを読む アスリートとスポンサーとRULE40

孫楊ドーピング違反事件 CAS 2019/A/6148

ロンドンオリンピックで金2銀1銅1、リオオリンピックで金1銀1、世界水泳で金たくさんとっている中国のプールのスーパースター孫楊選手が、血液サンプルを破壊してドーピング違反となり、8年の資格停止処分となったと報道がありました。また、CASで初めて公開ヒアリングが行われ、中→英の通訳のミスがひどいなどでも話題となりました。

その孫楊ケースのCAS裁定が公開されたので早速読んでみました。長いので細かな争点は省いています。

事案の概要

主な登場人物・団体は基本的に略語になっているで、それを整理します。

FINA:国際水泳連盟。今回のドーピング検査の主体。
続きを読む 孫楊ドーピング違反事件 CAS 2019/A/6148

フィリー・ファナテッィク変身!

以前に、MLBのPhiladelphia Philliesのマスコットキャラクター”Phillie Phanatic”が、FAを行使して出て行くという話題を取り上げました。

単なる話題作りではなく、キャラクターの著作権者が、米国著作権法に基づく制度を利用して、球団に対する著作権譲渡契約を終了させようと、法廷闘争になっているのです。

このスプリング・トレーニングで、”Phillie Phanatic”は変身しました。
続きを読む フィリー・ファナテッィク変身!

Liverpool FC vs New Balance -スポサーシップ契約紛争-

Liverpool FCは、ユニフォームのサプライヤーとして、2011年まではアディダスと年間1200万ポンド(約17億円)のスポンサー契約を締結していましたが、そのシーズンに8位に沈むと、アディダスから契約を打ち切られました。

アディダスの後を受けてNew Balance(NB)がユニフォームのサプライヤーとなり、現在、年間4500万ポンド(約63億円)のスポンサー契約を締結しているようです。具体テには、チームのユニフォームやジャージの提供、ユニフォームのレプリカの販売を行うという内容のスポンサー契約です。

Liverpool FCとNBとのスポンサー契約は2019-2020シーズンで期間満了になるところ、2020-2021シーズン以降のスポンサー契約をどこと契約するかが焦点となりました。

続きを読む Liverpool FC vs New Balance -スポサーシップ契約紛争-

BaseballとConcussion

米国のファウルボール事故と変容しつつあるBaseball Ruleについてアップデートしていたところ、MLBのファルチップによる脳震盪問題がひっかかりました。

先日、サッカーでは、ヘディングによる脳震盪が問題視され、Football Association(FA)から18歳以下の選手に対するヘディングのガイドラインが出され、11歳以下のヘディングが禁止されました。このガイドラインは、Glasgow大学の”FIELD”調査研究結果によるものです。

そういえば、米国では、FAのガイドラインが出る前からU11のヘディングが禁止されていました。これは米国のサッカーをやって 続きを読む BaseballとConcussion