米国 スポーツベッティング合法化へ


米国の連邦最高裁判所は、ネバダ州など一部の州を除いてスポーツベッティングを認めないPASPA(Professional and Amatuer Sorts Protction Act)を違憲と判断しました。

もう7年前になりますが、ニュージャー州が、アトランティックシティ復興のためにスポーツベッティングを合法化しようと試み、PASPAをめぐってNCAAや4大プロリーグとの争いが始まりました。

ニュージャー州は、当初は分が悪かったのですが、数年前にNBAやMLBがスポーツベッティングに理解を示すようになって流れが変わり、ついに勝訴しました。

法律的な争点は、ニュージャー州のスポーツベッティング法がPASPAに反するかではなく、連邦法であるPASPAがニュージャージー州の統治権を侵害するのではないか、という合衆国憲法修正10条違反を争うマニアックなものでした。

当初の争いは、ニュージャー州のスポーツベッティング立法をめぐってですが、功を奏しませんでした。

そこで、ニュージャージー州は、積極的にスポーツベッティング立法をするのではなく、カジノや競馬場におけるスポーツベッティング禁止を解除するという立法措置をとりました。

1500億ドル(16兆円!?)ものスポーツベッティング市場が開放されたと報じられています。

ただ、スポーツのインテグリティの危機と警鐘をならす人々もいるようです。

今後、米国のスポーツ界がどうなっていくのか目が離せません。

弁護士 大橋卓生

参照記事