Beyoncé vs Feyoncé

Beyoncé は、世界的に有名なアーティストです。

Feyoncéは、個人が立ち上げたテキサス州のアパレルブランドです。Feyoncéのブランドでシャツタンクトップマグカップなどを販売しています。Beyoncéをもじったブランド名です。マグカップに記載されている”HE PUT A RING ON IT”は、Beyoncéのヒット曲”Single Ladies(Put a Ring on It)“からのものと分かる感じで使ってます。

当然、紛争になっています。

Beyoncéは、BGK Trademarks Holdingsという自身の管理会社を立ち上げて、Beyoncé商標を管理しています。ちなみに、BGKは彼 続きを読む Beyoncé vs Feyoncé

「マリカー」判決

マリオカートは、スーファミ、DS、Wiiでやってきましたが、マリカーと呼んだことはないので、果たして「マリカー」の周知性が認定されるのだろうかと思っていましたが、認定されましたね。

この事件は、いろいろな争点があってとても興味深いのですが、もっとも興味をもった点は、①任天堂が使用していない略称が周知表示と認められたこと、②著作権の判断、です。

①略称の周知表示認定について

今回の判決で、任天堂は、「マリカー」について不正競争防止法
2条1項1号・2号の不正競争行為に該当すると主張し、裁判所は1号を認定していますので、「マリカー」は著名とまでの認定 続きを読む 「マリカー」判決

Back to the…デロリアン vs デロリアン

デロリアン(De Lorean)といえば、映画”バック・トゥ・ザ・フューチャー”シリーズに登場するタイムマシンとなった車でおなじみ。最近では、映画”レディ・プレーヤー1”にも登場しています。

バック・トゥ・ザ・フューチャー2の公開年の1989年に、ジョン・デロリアン(自動車メーカー”デロリアン”の創業者)とユニバーサル・ピクチャーズは、①デロリアンの姿態、②DeLoreanの名称及び③DMCロゴの使用に関して独占的なライセンス契約を締結しています。

その契約書の写しを確認したところ、①〜③全てをカバーする内容になっていました。その使用範囲は、玩具やノベルティ、飲食物等の 続きを読む Back to the…デロリアン vs デロリアン

Fleetwood Mac事件にみるバンドの法律関係(BAND LAW)

金沢工業大学虎ノ門大学院で行っているコンテンツ法務の授業の中でバンドの法律関係を扱っているのですが、日本ではあまり議論がなされていない分野の一つです。

個人的にも過去にバンドを組んでいた経験がありますが、一般的には、気の合う仲間同士が楽器を持ち寄って結成するもので、契約書を取り交わすなんていうことはありません。

サザンオールスターズは青山学院時代の仲間、ミスチルは高校時 続きを読む Fleetwood Mac事件にみるバンドの法律関係(BAND LAW)

CAS 聴聞公開へ

クラウディア・ペヒシュタイン選手は、ドイツのスピードスケート選手です。’94年リレハンメルから’06年トリノまで4大会連続で金メダルを獲得するなどレジェンドといえる選手です。46歳ですが、現役で、’18年平昌オリンピックにも出場し、入賞を果たしています。

都合7大会に出場していますが、’10年バンクーバーには出場していません。これは’09年に国際スケート連盟(ISU)からドーピング違反と認定され、2年間の資格停止処分が課されたからです。

このドーピング違反は、ドーピング検査で禁止物質がみつかったものではありません。アスリート・バイオロジカルパスポートという一定期間の生体マーカーを観察し、生理学的にありえない数 続きを読む CAS 聴聞公開へ

ロシア ワールドカップ法

ロシアでワールドカップが始まりました。

同時に、オリンピックやFIFAワールドカップなど大型スポーツイベントではお馴染みのアンブッシュ・マーケティングも始まっています。

アンブッシュ・マーケティングは、一義的な定義はありませんが、オリンピックにおいては、IOCが次のように定義しています。

オリンピック、オリンピックムーブメント、IOC、開催国のオリンピック委員会又はオリンピック組織委員会と、許諾なく又は不正な肝炎を発生させる(商業的なものであるか否かは問わない)個人又は組織による試み。それにより、オリンピックの公式パートナーの正当な契約上の権利を毀損する。 続きを読む ロシア ワールドカップ法

悪質タックル in the U.S.A.

弁護士多賀啓ことヒロムンがまとめた事案と、似たような事案がアメリカでも起こっていました。

参照映像

高校生のアメフトの試合で起こった事案ですが、なんとレフリーに後ろからタックルをして倒し、その上に他の選手が覆い被さるという・・・。

アシスタントコーチ(黒人)が生徒に指示をしてやらせたと言われていました。

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日大悪質タックル問題を考える

はじめに
アメリカフットボールやラグビー、格闘技など激しい身体的接触のあるスポーツは、身体的接触によって他の選手に怪我をさせてしまうこともあります。時には、重大な後遺症が残る怪我をしたり、死に至ってしまうような事故に発展することもあるでしょう。
スポーツ事故で他人に怪我をさせてしまった場合や、死亡させてしまった場合には、民事上、刑事上の責任を問われる可能性もあります。

日大悪質タックル事件の概要
平成30年5月6日、日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールの定期戦が開催されました。その試合中、日本大学のディフェンスラインの選手が、関西学院大学のクォーターバックの 続きを読む 日大悪質タックル問題を考える

イタリア 株式会社スティーブ・ジョブズ

2012年、イタリア人の兄弟が設立した企業STEVE JOBSが、APPLEとの商標の争いに勝利しました。

兄弟は、STEVE JOBSが商標登録されていないことを気づいて、服飾・アクセサリーを扱う自分たちの会社の社名に使用し、これを商標登録しました。

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米国 スポーツベッティング合法化へ

米国の連邦最高裁判所は、ネバダ州など一部の州を除いてスポーツベッティングを認めないPASPA(Professional and Amatuer Sorts Protction Act)を違憲と判断しました。

もう7年前になりますが、ニュージャー州が、アトランティックシティ復興のためにスポーツベッティングを合法化しようと試み、PASPAをめぐってNCAAや4大プロリーグとの争いが始まりました。

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